オシロスコープRIGOL MSO5074買ってみた

はじめに

こんにちは。Nobuyukiと申します。 オシロスコープが欲しいな~と思ってググったところamazonで買えそうで、見た目の性能も十分そうということで

www.amazon.co.jp

こちら、RIGOLさんのMSO5074を買ってみたので、開封後簡単なレビューの記事になります。

RIGOLとは

jp.rigol.com

1998年に北京で生まれた中国の会社のようです。 2021年12月現在のHPによると、本部は中国の蘇州、研究開発センターが北京、子会社がアメリカ・ドイツ・日本にあるそうです。 日本の子会社は2015年に設立とのこと。

回路測定機器を中心に開発・販売しているそうで、 オシロスコープだけでなく

を販売しているそうです。

値段までは分かりませんが、校正サービスもやっているようです。

twitter.com

フォロワーは少なめですが、日本のtwitterもあり、

https://www.rigol.com/news/news

本家中国のサイトでもニュースを積極的に投稿しているよう。 企業の規模や利益等はパッとは調べられませんでした。

MSO5074について

amazonで購入すると、本体とプローブ、オプションがまとめて梱包されて送られてきます。

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MSO5074内容物

本体に関して

jp.rigol.com

デジタルオシロスコープのシリーズでは70MHz~350MHzの帯域のシリーズMSO5000の一番下の70MHzのオシロスコープです。 アナログチャンネル数は4つ、オプションで2CHの信号発生器が入っています。

jp.rigol.com

このあたりはソフトウェアのオプションで機能解放する形のオシロスコープなので、 ハードウェアとしては350MHzのものと同等なのかな、と思います。

機能オプションもシリアル通信解析(FlexRay, I2C/SPI, RS232/UART, CAN/LIN, I2S MIL-STD1553)と一通りメジャーな規格の解析オプションが準備されています。

ちなみにamazonで販売されている商品は MSO5000バンドルオプション+最大レコード長200Mポイント拡張 というオプション付きのもので、 上記シリアル解析が利用可能なものでした。

プローブについて

付属品

PVP2350というプローブが4本ついてきます。

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付属のプローブ PVP2350

スペックはこんな感じだそう

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プローブスペック

ねじ式の調整機構で調整ができて、x1とx10をスイッチで切り替えるタイプのプローブになります。
Input Capacitance的にはまあそんなものかな、というスペックな気がします。

オプション品

  • 高速パッシブプローブ

高速パッシブプローブもオプションとしては取り扱いがあるようです。

https://jp.rigol.com/Public/Uploads/uploadfile/files/ftp/%E7%94%B5%E5%AD%90%E6%B5%8B%E9%87%8F%E4%BB%AA%E5%99%A8/%E7%A4%BA%E6%B3%A2%E5%99%A8/%E9%80%89%E9%99%84%E4%BB%B6/RP6150A/RP6150A_UserGuide_CN&EN.pdf

パッシブ・プローブ(RP6150A)|ヤマト科学株式会社

  • 差動プローブ

高速差動プローブは上位機種でないと使えないようです。 高圧差動プローブは外部給電式のBNC接続なので、おそらくMSO5000シリーズでも利用できると思います。

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高圧差動プローブ

高電圧差動・プローブ(RP1100D)|ヤマト科学株式会社

お値段もまあまあといったところでしょうか。

  • 電流プローブ

電流プローブは別途電源と合わせて利用する形です

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電流プローブ一覧

電流プローブ(RP1003C)|ヤマト科学株式会社

電流プローブ用電源4ch(RP1000P)|ヤマト科学株式会社

こちらはお値段なかなかするので悩ましいですね。

おわりに

今回の記事では購入したMSO5074の中身と周辺機器について紹介いたしました。 今後測定した結果等も上げて行ければと思います。